私の日本画をきものに写す時、絵の具が顔料と染料の違いはあるものの、工程はよく似ています。
まず写生をもとに「小下絵」を描く
(色紙に運筆画で試し描きをすることが多い)
→ それをもとに実物大に線描で「草稿」を描く
→ 生地に写す(青花液等で)
→ それから「あたり絵」を描く
→ 蒸す(色を止める)→ 「地染」(柄回りのボカシ染も)→ 絵を描く(あたり絵の上)→ 蒸す → 整理 → 仕上げ(雌しべ雄しべや葉脈などを描く)
→ そして最後に「落款」を押して出来上がりです。
この工程は「素描き(無線友禅)」と言われる工程で、
手描きの味がよく出る方法です。
もうひとつ方法があります。
「手描き友禅」と言われる工程です。
次回に説明いたします。
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